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子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)の持続感染で発症

膣から子宮頸部にかけて発症し、病状が進行すると、膣壁や骨盤、膀胱などに広がりを見せます。初期症状はありませんが、進行にしたがって、悪臭がするおりものが出たり、不正出血、性交痛などが現れてきます。

細胞の異形成が起きる

子宮頸がんの原因は、主に男性の性器に住み着いているHPV(ヒトパピローマウイルス)に持続感染することで発症します。HPVには良性と悪性があり、子宮頸がんのリスクが高いのは悪性の16型と18型などです。

セックスの経験がある女性ならば10代でも発症リスクがあり、セックスを経験した成人女性の約5割はHPVに感染するとされています。通常は免疫の働きによって自然に除去されるのですが、ごく稀に持続的な感染し、細胞に異形成が起きて最終的に子宮頸がんを発症します。

20歳を越えた女性に推奨される子宮頸がん検診で早期に発見できれば、簡単な切除手術でほぼ100%治りますので、定期的に検診を受けことが大切です。検査は子宮の出口の細胞を綿棒で擦り取り、顕微鏡で調べるだけなので痛みもありません。

サーバリックスとガーダシルという予防ワクチンの登場により、子宮頸がんの発症を大きく低下させることが期待されていますが、一部の接種者に重篤な副反応が見られたため、大きな議論となっています。

40代以降の女性に好発する子宮体がんは初期症状に乏しい

子宮の奥(子宮体部)にできるがんで、子宮頸がんと同じく初期症状はほとんどありません。不正出血、月経不順が見られることもありますが、更年期の症状と自己判断して婦人科の受診が遅れることもあります。不正出血はこのように子宮のがんの可能性も考慮して、痛み等の症状が無くても必ず婦人科で検査を受けましょう。

子宮体がんは閉経後の女性に多く、エストロゲンの過剰分泌が原因の一つとして挙げられます。また、妊娠経験がなく、エストロゲンの影響を長期間受けている人も子宮体がんの発生率が高まるとされています。また、皮下脂肪はエストロゲンを体内に蓄える性質があるため、肥満体質の女性も注意が必要です。

早期の発見で卵巣を残して治療することも可能なので、40歳を過ぎたら検診を受けることが勧められます。検査では、子宮にチューブを挿入して内膜の細胞を吸入したり、小さなへらで内膜の細胞を採取して顕微鏡で調べます。